水の性質と人間の体の関係
水の性質と人間の体の関係
人間の体の約70%は水でできています。
だからこそ、水の性質のように謙虚であるべきです。
人間の体で水を処理する臓器は腎臓と膀胱です。
自然界では水が低い場所へと流れ、最終的に海にたどり着くと、そこでは塩(塩分)が作られます。
このことから、塩は水に関係する腎臓や膀胱を強くする働きがあると考えられています。
腎臓が弱い子どもはおねしょをしやすいものです。
そんなときには塩を摂るのがよいのですが、昔は塩がとても貴重でした。
そこで、子どもに塩をもらいに近所を回らせることがありました。
この習慣には、恥ずかしい思いをさせて、おねしょをしなくなるようにするという意味もありましたが、東洋医学の「五行説」でも理にかなった方法でした。
また、腎臓に良い食べ物として、腎臓の形によく似た黒豆や小豆があります。
腎臓を「豆の臓器(콩팥、豆とあずきの韓国式の発音)」と呼ぶのも、豆類が腎臓の働きを助けるからです。
黒豆は生のまま食べられないので、炒ったものを朝晩の空腹時に5~6粒ずつ食べると腎臓に良いとされています。
胃が弱い人は、炒った黒豆を2~3日水に浸してから食べるとよいでしょう。
ただし、痛風の人は豆を多く食べると症状が悪化するので、控えなければなりません。
昔の人々はとても賢く、豆の毒素を取り除くために発酵を考えました。
また、塩分も体に欠かせないものなので、塩を一緒に加えて作られたのが醤油や味噌です。
これらは発酵の過程で毒素が取り除かれた食品で、抗がん作用も期待できます。
特に伝統的な朝鮮醤油は、発酵の際に木炭(備長炭)なども使って発酵させるため、毒素がしっかり取り除かれ、普通の醤油とは異なる成分を持っています。
醤油や味噌は長く熟成させるほど、薬効が高まると言われています。
そのため、昔から名家(伝統のある家)かどうかを見分ける基準の一つとして、醤油や味噌、コチュジャンがどれだけ長く熟成されているかが重視されてきました。
このように、毒素のない塩と豆は、人間にとって最高の食品なのです。
火の性質と人間の体の関係
水が天から降りて地で完成するのに対し、火は地から上昇し、天で完成します。
「体の火(熱)が一度消えると、命も一緒に消えてしまう。
だから、この火の仕組みをしっかり理解することが病気を治す鍵になるのだ」と。
火をよく見ると、メラメラと燃え上がることがわかります。
火は熱く、華やかで、情熱的です。
だから、情熱的な人は火のエネルギーが強いと言えます。
体の中で火のエネルギーを管理する臓器は心臓です。
そして、心臓の状態は顔に表れます。
心臓が元気な人は顔色が明るく血色が良いですが、心臓が弱ると顔色が暗く、くすんでしまいます。
そのため、患者が来たときはまず顔を見るのが大事です。
もし顔に血の気がなく、痩せこけているなら、心臓に問題があると考えられます。
心臓に病気があると、精神的に不安定になり、落ち着かずに失敗を繰り返すことが多くなります。
心臓を落ち着かせるためには、苦味のある食べ物を摂ると良いとされています。
例えば、ヨモギ、益母草(익모초)、ゴルドゥルペギ(고들빼기:苦菜の一種)などが心臓によいとされています。
また、穀物では、火のエネルギーを持つ赤いトウモロコシが心臓に良いです。
私たちが子どもの頃によく食べたキビ餅(수수팥떡:もち米とキビの蒸し餅)も、実は心臓を健康にするための先祖の知恵だったのです。
特にヨモギは体を温める作用があり、少しつづに続けて摂ることで、冷え性の女性にとって素晴らしい薬になります。
また、霊芝(영지버섯)や桑黄(상황버섯)は血液を浄化し、血圧を安定させ、脳卒中や心臓病を予防する効果があります。
ただし、これらを過剰に摂取すると体が冷え、低血圧になることがあるため、万能薬だと思い込まず、病気が治ったらやめることが大切です。
健康を維持するには、自分の体の変化をよく観察し、必要に応じて調整する知恵が必要です。
体の変化に合わせてバランスを考えた上で食べるものも変えていくことはとても大切です。
それを無視すると、別の病気を引き起こす原因になってしまいます。
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