骨が弱くなると記憶力や免疫力も低下する?
骨が弱くなると記憶力や免疫力も低下する?
骨折して寝たきりになると、一気に老化が進む。
「骨折して寝たきりになったら、認知症が始まってしまった」という話を聞いたことはありますか?
このようなケースがあることは知られていましたが、つい最近までその理由は解明されていませんでした。
しかし、最近の研究で、骨から分泌される若返りホルモンと認知症に関連がある可能性が明らかになりました。
骨が刺激を受けると、骨芽細胞が若返りホルモン「オステオカルシン」を分泌します。
しかし、寝たきりの状態では骨に刺激が伝わらず、活力が低下し、若さのメッセージであるオステオカルシンが分泌されなくなるため、老化が進んでしまうのです。
骨が弱くなるとなぜ認知症になりやすいのか?
オステオカルシンは脳の働きにも関与しているという研究結果があります。
オステオカルシンを抑制した実験用マウスでは、記憶に関わる脳の「海馬」の体積が小さく、機能も低下していました。
海馬は、現在起こっていることを記憶する「短期記憶」を担当する場所です。
短期記憶能力が低下すると、物をなくすことが増えたり、判断力や創造的な思考力が低下し、認知症へ進行する可能性が高まります。
免疫力低下との関係
オステオカルシンと同様に、骨芽細胞から分泌される骨形成関連タンパク質「オステオポンチン」は免疫にも関与しています。
骨が刺激を受けないと、オステオポンチンの分泌が減少し、免疫を担う細胞の数が減り、機能も低下してしまいます。
その結果、肺炎などの感染症やがんにかかるリスクが高まるのです。
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