むくみの原因は塩分不足?意外な真実とは


塩は命に欠かせないものです。

年齢関係なく意外と手足がむくむ人は多いです。
血液には、食べ物から摂取した水分を血管内に適切に保持する機能があります。
しかし、年齢を重ねるごとにづれ
血液が水分を十分に保つ力が弱まり、その結果、水分が血管の外へ漏れ出しやすくなります。
つまり、むくみの原因は血液中の水分ではなく、血管の外に流れ出た水分なのです。

例えば、ふくらはぎを押すとへこんだまま戻らないことがありますよね?
これは 「圧痕性浮腫(pitting edema)」 と呼ばれる現象で、皮膚を押すとそのままくぼんでしまう状態です。

むくみの主な原因の一つは、血液が水分を引き寄せる力の低下です。
その力を支えるのが、 タンパク質と塩分です。

血液が水分を保持するには、タンパク質と塩分の2つが重要な役割を果たします。
タンパク質は血液の浸透圧を維持し、水分を保持するのを助けます。
塩分(NaCl)も水分を引き寄せる力を持ち、血液中の水分バランスを整えます。

例えば、片方に塩水、もう片方に真水を置くと、水は塩水の方に引き寄せられますよね。
これは浸透圧の働きです。
血液中の塩分も同じように水分を引き寄せることで、体内の水分バランスを維持しています。


高齢になると、以下の理由でタンパク質や塩分の摂取が不足しがちです。

高齢になると消化機能が低下し、タンパク質の摂取量が減ることがあります。

高血圧対策として減塩をすすめられますが、必要な塩分まで不足してしまうことがあります。

タンパク質も塩分も不足すると、血液が水分を保持する力が低下し、結果としてむくみが生じやすくなります。

水を1.5L飲んでいるのにむくみが改善しない方もいます。
これは、血液が水分を引き込む力が弱いため、摂取した水分がすぐに体外へ排出されてしまうからです。
この状態が続くと、慢性的な体液不足に陥る可能性があります。

解決策:適度な塩分補給

このような方には、適量の塩分を摂ることが大切です。

特におすすめなのが、朝起きたら、ぬるま湯に溶融塩・竹塩などをティースプーン1杯ほど入れて飲むことです。
これにより、血液の浸透圧を高め、水分を適切に保持する力を取り戻すことができます。

「高血圧には減塩」— これは本当に正しいのか?

高血圧の方には「減塩しましょう」とよく言われますよね。
しかし、これは単純すぎる考え方です。

「血液中にNaCl(塩化ナトリウム)が増えると水分を引き寄せて血液量が増える → だから血圧が上がる」
こう考えがちですが、逆のケースも考えられます。

なぜなら、血液は一定量を循環する必要があります。
もし水分が不足すると血液量が減り、体は血圧を上げて血液を全身に巡らせようとするのです。

つまり、体液が不足しても血圧は上がるのです。

それにもかかわらず、「血液量が増えると血圧が上がる」と一つだけに考えて減塩をすすめることが多いのです。
しかし、減塩を続けると胃腸の働きが弱まり、かえって体に悪影響を及ぼすこともあります。

特に 汗をたくさんかく季節に減塩を続けると、体に必要な塩分がとても不足してしまいます。
塩分が足りないと、疲れやすくなったり、体がだるくなったりします。

実際、塩分を補給することで症状が改善する方も多くいます。

また、体は常にバランスを保とうとするので、血圧が少し高いからといって、すぐに下げようとする必要はありません。

例えば、血圧検査の際には 12時間の絶食状態で受けることが多く、その間に水分不足になりがちです。
そのため、血漿浸透圧(オスモラリティ)が高く出ることがあります。
しかし、水を1〜1.5リットル飲んでから再検査すると、正常値になる方がほとんどです。

「塩分を摂る=悪いこと」ではない!

私たちの体に塩分は絶対に必要なものです。

ただし、「塩分を多く摂りましょう」と言っているのではありません。
すでに十分な塩分を摂っている方は、無理に増やす必要はありません。
しかし、「減塩が健康に良い」と思い込んで無理に塩を控えている方には、ぜひ適量の塩を摂ってほしいです。

塩分を適切に摂ることで、唾液の分泌が促され、食事がより美味しく感じられるようになります。
例えば、お肉を焼いたとき、塩を少しつけるだけで美味しくなりますよね?
どんな料理も、塩があることで美味しさが引き立ちます。

ただし、市販の精製塩(NaClだけの塩)ではなく、ミネラルを豊富に含んだ塩を、自分の味覚が満足する範囲で摂取してください。

外食では 精製塩(NaClのみ)が使われることがほとんどです。
だからこそ、どんな塩を選ぶかが 健康を守る第一歩になります。

塩分に対して過度に心配せず、体に必要な良質な塩を摂りながら、美味しく食事を楽しみましょう。
それが一番大切なことです。

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