病は体の不調和によって生じる
病の本質
本来、病には難病も不治の病もないのです。
病とは、身体のバランスが崩れたことによる 不調和の症状にすぎません。
しかし、体内で病と戦おうとすると、病もさらに激しく抵抗するしかなくなります。
土の役割と五行の関係
五行の最後の「土」は、四つの要素をすべて包み込み、一つに結びつける 架け橋 のような存在です。
五行の中でも「土」は非常に重要な役割を果たします。
大地(陰)と天(陽)を人間が一つに結びつける象徴でもあり、陰と陽を統合する要素です。
そのため、「土」は天と地を統べる主人とも言えます。
自然界において、土は木・火・金・水をすべて包み込みます。
方角でも 中央に位置し、四つの物質の運行に関与します。
一見すると地面は平らに見えますが、実際には地球は丸いのです。
土の性質を持つ人は、世の中を円満に生きることができます。
人間は誰しも 土から生まれ、土へと還る運命にあります。
だからこそ、広い心で寛容に生きることが大切なのです。
土と健康の関係
大地から生まれる食べ物の中で よく噛むほど甘みが増すものは、脾臓や胃を強くします。
その中でも 蜂蜜は最高の甘味を持つ食品です。
食事をする際に 口内炎などのトラブルがあるときは、蜂蜜を塗ると早く治ります。
また、胃の不調や消化不良の際にも 蜂蜜を摂取すると回復が早まります。
蓮根(レンコン)も甘い食べ物であり、泥の中で育ちます。
消化力を高め、血流を促進し 脳の働きを良くする 効果があります。
特に 7歳未満の子供には、必ず蓮根を食べさせるべきです。
そうすることで、体も丈夫になり、頭も良くなります。
未婚の女性は、この知識をよく覚えておいて、将来母親になったときに実践してください。
他にも、甘い食べ物として ナツメや甘草 があります。
これらは すべての漢方薬に加えられる重要な生薬 です。
なぜなら、甘味は 漢方薬材の毒性を中和する効果 があるからです。
同じように 肉を使ったスープを作るときにナツメを加えると、肉の悪い成分を取り除くことができます。
人間は土から生まれ、土へ還るのです。
人間が生きていくためには 必ず大地から生まれた食べ物を食べる必要があるのです。
この世で最も気の毒なのは 病に苦しむ患者たち です。
しかし、その身体を 抗がん剤や手術、放射線でズタズタにし、最後に麻酔で痛みを抑えるしか方法がないのが現状です。
生と死、エネルギーの循環
身体と心を司る「相生相剋(そうせいそうこく)」の原理があります。
エネルギーを 「気(き)」 と呼び、この気が 五つの形に変化しながら循環し、繰り返されるのが五行 です。
万物が 相生(そうせい=助け合う) ことで調和し、相剋(そうこく=抑制し合う) ことでバランスを取ります。
この原理を理解すれば、私たちの身体と心の仕組みも同時に理解することができます。
大宇宙(自然)と小宇宙(人体)に働く生命の神秘を知れば知るほど、驚嘆せざるを得ません。
自然をよく観察すると、相生と相剋の関係が簡単に理解できます。
例えば、ワニとワニドリの関係はよく知られています。
では、カメとクジラの関係を知ってますか?
海にも医者がいる
クジラがどこかにぶつかり肩を痛めたとします。
しかし、どうしても治らない。
すると、カメがクジラの傷を治してくれるのです。
カメは、海を漂う松の木の破片(松ヤニが付いた木片) を見つけ、
それを 歯で削り取って、クジラの傷口に塗ります。
すると、クジラの傷は治ります。
だからこそ、クジラはカメを決して襲わないのです。
相剋の関係も存在する
反対に、相剋の関係もあります。
例えば、牛は健康なときは大麻(ヘンプ)を食べません。
山や畑に放しても、決して麻の葉を食べることはありません。
しかし、牛の肝臓が悪くなると、麻を食べるようになります。
肝臓に胆石(ウコン)ができると、自然と麻を食べて解毒するのです。
これは牛が自ら病気を治す方法です。
人間も同じで、健康な人が大麻を吸うと肝臓が著しく傷つきます。
肝臓には 人の魂が眠っています。
しかし、大麻を吸うと、この魂が揺さぶられ、「魂を失う」状態になるのです。
そのため、肝臓の病には「牛黄(ごおう)」が効果的です。
中風(脳卒中)で意識を失ったときにも 牛黄を服用すると意識が回復します。
これが「牛黄清心丸(ごおうせいしんがん)」という薬です。
コメント
コメントを投稿