年齢を重ねても骨は若返ることができる

 年齢を重ねても骨は若返ることができる


骨は常に新陳代謝を繰り返しています。10代後半で身長の成長が止まると、「骨は一生変わらない」と思っていませんか? しかし、それは間違いです。実際には、骨はもともとの形から少しずつ新しく生まれ変わっています。


若い人では、全身の骨が数年かけて新しい骨へと置き換わるといわれています。


骨の新陳代謝のしくみ


骨の新陳代謝には、「破骨細胞」「骨芽細胞」「骨細胞」という3種類の細胞が関わっています。

 • 破骨細胞(はこつさいぼう):骨の表面にくっつき、酸や酵素を使って骨を溶かす細胞です。この働きを「骨吸収(こつきゅうしゅう)」といいます。骨吸収は、骨のメンテナンスや、血液中のカルシウムが減ったときに骨からカルシウムを取り出すために必要です。

 • 骨芽細胞(こつがさいぼう):破骨細胞によって溶かされた部分に集まり、骨をつくるためのタンパク質やリン酸カルシウムを分泌します。一部の骨芽細胞はそのまま骨に埋まり、「骨細胞(こつさいぼう)」に変化します。この働きを「骨形成(こつけいせい)」といいます。

 • 骨細胞(こつさいぼう):骨の代謝を調整する細胞です。最初に「破骨細胞を活性化し、骨芽細胞を抑制する物質(スクレロスチン)」を分泌します。つまり、スクレロスチンは骨形成を抑える働きがあるのです。


運動などで骨に刺激が加わると、骨細胞はスクレロスチンの分泌を減らし、逆に「骨を作れ!」という指令を出す物質を分泌します。すると、骨芽細胞が活性化し、骨形成が進みます。


つまり、骨を強くするためには、骨に刺激を与え、骨の材料となる栄養素をしっかり摂取することが重要です。


もともと骨量が少ない人は若くても注意が必要!


骨の新陳代謝には、女性ホルモンが深く関わっています。女性ホルモンの一つであるエストロゲンには、スクレロスチン(骨形成を抑制する物質)の分泌を抑える働きがあります。つまり、エストロゲンは骨を丈夫に保つホルモンなのです。


月経がある間は卵巣からエストロゲンが分泌されるため問題ありませんが、閉経後はエストロゲンの分泌が止まり、急激に骨が弱くなります。


エストロゲンは閉経の数年前から少しずつ減少するため、閉経後に骨の健康を考えようと思っても手遅れになる可能性があります。もともと女性は男性よりも骨量が少ないため、まだ大丈夫と油断していると、気づかないうちに骨粗しょう症になってしまうこともあります。


女性は30代から骨の健康を意識することが重要です!


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